< トルネード投法|メジャーリーグのパイオニア野茂英雄

トルネード投法

トルネード投法

野茂さんといえばトルネードです。2013年8月10日に古巣のドジャースの本拠地でスタジアムに始球式に登場しました。2009年からNOMOベースボールクラブ理事長としてジュニアオールジャパンの少年15人を連れてLAを訪れています。自分が連れてきた少年達がドジャースの練習を近くで見られる機会を作ってあげたりすることで、日本では味わえない経験をして少年時代から世界を意識するようにという思いからです。でも、野茂さんは少年たちと一緒にグランドに現れることはないため、2013年の始球式にドジャースタジアムを訪れたのは5年ぶりのことでした。

背番号は16番をつけて、そしてNOMOが現役のときの監督ラソーダ監督も登場しました。当日先着5万人に、バブルヘッド人形(首振り)が配られましたが、もちろんトルネードのピッチングスタイルの人形です。ました。捕手役を務めたのは、元チームメイトのエリック・キャロス、トルネードでボールを投げこむとスタジアムはスタンディングオベーションで、NOMOを惜しみない拍手と喝采を浴びせました。

トルネード投法

振りかぶった投手が、一度大きく打者に背中を見せるまで捻りを加えながら並進運動を起こして、そこから一気にボールを放ちます。この投げ方の長所としては、身体の回転と大きな捻りによって引き伸ばされた筋肉の反発作用によって、球速と球威が増します。また、打者からすると球持ちが長くなるため(捻りがあるため)リリースポイントがわかりにくくなるため、打者から見にくくなります。

短所は一度捕手側に背を向けて、体全体を大きく使って投げるため、体の軸や目線がぶれやすくなってしまうため制球が悪くなりがちになります。また、モーションが大きいため走者がいる時には盗塁を防ぐため使えません。2段モーションとして扱われる場合もあります。トルネード投法を取るには、強靭な下半身だけではなくかなりバランス感覚が高くなければ、習得することが難しい投法になっています。

厳密にトルネードの投法となると、オーバースローやスリー・クォーターなどの変種した投法になっていて、独立した形の投法ではありません。

オーバースロー
ボールが投手の手を離れた(リリース)ときに、ボールを持つ手が水平面を上回る角度になっている場合、投げ方をオーバースローと呼んでいます。オーバースローの中でも、やや腕が下がり気味のフォームを区別してスリー・クォーターと呼ぶ場合があります。腕の角度が上向きになっているため、フォークボールやカーブのうち縦の回転が強いドロップと呼ばれた縦に変化する球種などが投げやすくなりますが、シンカーなどは回転を与えるのが難くなっているため投げるのが難しいです。
スリークォーター
オーバースローとサイドスローの中間で、ややサイド気味に肩口からボールを投げる投法です。スリークォーターではオーバースローと同じくフォークボールは投げやすくなっています。また、腕が斜めなのでサイドスローほどではありませんがスライダー、カーブ、シュートといった横に変化する球種の効果が強くなり、シンカーもオーバースローよりは投げやすくなります。(もちろん個人差がある)。スリークォーター投法を使用している現役日本人の右投げ投手では、ダルビッシュ有選手。左投げ選手では、杉内俊哉選手がスリークォーター投法です。
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名前の由来

野茂さんが、1990年に近鉄に入団した時にこの独特のフォームで活躍したことから、近鉄球団はこの投法を売りにしようとネーミングを募集しました。そこで「トルネード(竜巻き)投法」という名前に決まりました。

その後、メジャーリーグに野茂さんが移籍してMLBの初年度から活躍しましたが、当時メジャーでもこのような投法をしている者はいなかったため、「tornado(トルネイド)」はNOMOの投法として、現地の実況でも使われるようになりました。

トルネード投法をする選手

ジョニー・クエト
…ドミニカ出身のメジャーリーガー。MLBシンシナティ・レッズに所属。2011年6月頃からトルネード投法。
エリック・ベダード
…カナダ出身のメジャーリーガー。MLB・タンパベイ・レイズに所属。上体を捻るトルネード気味の投球フォームで投げる投法。
フェリックス・ヘルナンデス
…ベネズエラ出身のメジャーリーガー。MLBシアトル・マリナーズ所属。エリック・ベダードを参考にしている上体を捻る投球フォーム。
ジェイソン・バルガス
…アメリカ出身のメジャーリーガー。MLBカンザスシティ・ロイヤルズ所属。球速はMLBではかなり遅い部類に入り、変化球はチェンジアップがメイン。上体を捻る投球フォーム。
アニバル・サンチェス
…ベネズエラ出身のメジャーリーガー。MLBデトロイト・タイガース所属。上体を捻るトルネード気味の投球フォームで投げる。
青木高広
…愛知大を経て日産自動車で左のエースとして活躍。2006年11月21日の大学生・社会人ドラフトで広島東洋カープより4巡目指名され、2010年野茂さんに指導を受けトルネード投法気味のフォーム。
森福允彦
…シダックスを経て2006年に大学生・社会人ドラフトで福岡ソフトバンクスより4巡目指名。2010年にフォームを改造、トルネード気味の独特なサイドスロー投法に転身して活躍。
久保田智之
…2002年秋のドラフトで阪神タイガースから5巡目で指名。高校時代は完全なるトルネード投法。今はトルネード風の投法。
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